カムバック社員に聞くQ&A ~UTエイム 長草CF 山口 大雅さんの事例~

UTグループでは、年間10%ほどの技術職社員の方が再入社で働いており、2023年には約1,300名の方々がUTに戻ってきました。退職した元技術職社員を対象に、再入社を促す「UTフリーパス」のサービスも立ち上がり、再入社することは、キャリアの選択肢の1つとなっています。
再入社した社員たちは何を思い、なぜ再びUTに戻ってきたのか―。
本記事では、再入社を経て戻ってきた社員にお話を聞き、そのきっかけや経緯、心境の変化など、さまざまな事例をQ&A形式でご紹介します。
UTエイム 長草CF 山口 大雅さんのカムバック事例
◆2021年9月 UTエイムに入社
入社後、長草CFに配属され、物流での供給と運搬作業を担当。
その後、岡町CFに異動し、エンジンの部品取り付け作業を担う。
◆2022年11月 UTエイムを退職
長草CFで勤めていたご縁で、期間従業員として従事。
◆2023年6月 UTエイムに1度目の再入社
TM田原CFでエンジンの製造を担当。
◆2024年6月 UTエイムを再び退職
働き方を見つめ直し、飲食業へ転身。
◆2024年8月 UTエイムに2度目の再入社
再び長草CFに配属。
11月から就業サポートスタッフとなり、技術職社員をサポート。
Q.UTへの再入社の経緯を教えてください。
A.UTエイムを退職する前に長草CFで働いていたことがあり、組長からのお誘いで、24歳のときに期間従業員として働き始めました。立場が変わったことで、今までよりも頑張らなければと、自分の意識も以前と変わったのを感じましたし、リーダーからの見られ方も、頼られる存在として、以前より責任の重い仕事を任されることが増えました。その中で、自分でさまざまなプレッシャーを抱え込んでしまって…。気がついたら、期間従業員を辞めてしまいたいと思う気持ちや、「やっぱりUTに戻りたい」という思いがどんどん強くなっていきました。それで、期間従業員としての仕事を辞める決意をしたんです。
そんな時、最初に思い浮かんだのは、以前お世話になっていた管理者(現在、長草CFの課長・キャリアマネージャー)の内田 朋紀さんでした。内田さんは日常会話の中に自然とメンタルケアを織り交ぜてくれる方で、否定的な言葉を一切使わず、いつも前向きに背中を押してくれる存在でした。私にとって心から信頼できる方です。内田さんに「またUTに戻りたいです」と連絡を入れました。プレッシャーに負けてしまった結果でしたが、このときはUTに戻ることが、自分の気持ちをラクにするための最善の選択肢だと思いました。内田さんからのご提案で、すぐにTM田原CFへの配属が決まりました。
A.TM田原CFではエンジンの製造に1年ほど携わりましたが、派遣という形ではなく、自社の正社員として働いてみたいという気持ちが強くなっていきました。もともと高校生の時に調理師免許を取得していたこともあり、もう一度UTを退職して、次は飲食業に思い切って挑戦することにしました。
けれど、実際に転職してみると、事前に聞いていた働き方や勤務地が全然違っていて、入社後に大きなギャップを感じました。さらに、配属された飲食チェーン店の店長が就任したばかりで、私に教える余裕がなかったのだと思います。何か質問しようとしても、後回しにされてしまうことが多く、手順が分からない中で、アルバイトの方々からの質問にも対応しなければならない状況でした。店長とアルバイトの方々との間で板挟みになり、気づけば全てを一人で抱え込んでしまっていました。
そんな辛い状況の中で、真っ先に相談したいと思えたのは、やっぱり内田さんでした。どんな時でも助けてくれる内田さんの存在は、私にとって家族以上と言っても過言ではありません。思い切って内田さんに連絡をしてみると、「今の働き方は山口さんに向いていないよ。一緒に働こう」と言ってくれました。その言葉に、自分を理解してくれる人がいることのありがたさを改めて感じましたし、温かく迎えてくれた内田さんに心から応えたいと思いました。そして、もう一度UTに戻る決心をしました。
Q.2度目の再入社では、以前勤めていた長草CFに配属されましたが、同じ職場に戻ることについて、当時どのように思いましたか?
A.長草CFに配属されると聞いたときは、正直なところ、ちょっと気まずいなと思いました。同じ職場に戻るわけですし、以前の自分のことを覚えている人もいるだろうなと考えると、不安がありました。長草CFは二交代制で早番と遅番がありますが、内田さんが配慮してくださって、以前勤めていた早番ではなく、入れ替わりになる遅番を担当することになりました。それでも、残業が長引いたときには早番の方々と顔を合わせることもありました。最初は緊張しましたが、思い切って早番の方々に自分から挨拶をしてみたら、意外にも「おぉ!戻ってきたんだね。久しぶり!」と驚きつつも、温かい言葉をかけてくれる方が多くて。「なんだ、自分が気にしすぎていただけだったんだ」と、そのときに気づくことができました。同じ職場に戻ることに最初は抵抗がありましたけれど、実際に働き始めたら、周りの方々が優しく迎え入れてくれて、本当にありがたいと感じました。
Q.今現在、就業サポートスタッフとして長草CFで働かれていますが、就業サポートスタッフになった経緯を教えてください。
A.飲食業での苦い経験を通じて、社員を管理する人の存在がどれだけ大切かを実感しました。それに加えて、自分はあまりメンタルが強い方ではないからこそ、同じように不安を抱える人の気持ちを理解し、寄り添えるんじゃないかと思うようになりました。2度目の再入社を内田さんに相談したとき、「UTに戻ったら管理者の道も考えたい」と伝えたんです。内田さんと話し合った結果、まずは現場で経験を積み、そこから管理者を目指していこうと決めました。
再入社してから3ヶ月ほど経った頃、就業サポートスタッフとして働く機会をいただきました。この役割は、技術職社員の初期離脱を防ぐのを目的とし、工場の中を巡回しながら、困っていそうな方に声をかけたり、話を聞いたりしてサポートするのが仕事です。作業にてこずっている方がいれば、「こうすると作業がスムーズですよ」「この姿勢だと体に負担が少ないですよ」といったアドバイスも行います。
私は今、長草CFで40名の技術職社員のサポートを担当しています。まだ就業サポートスタッフとしては駆け出しで、日々学びながら、目の前のことに精一杯取り組んでいます。現場で働く皆さんの安全や体調に気を配りながら、頼りにされる存在になれるよう頑張っていきたいです。
私はUTに2度の再入社を経験しましたが、そのたびに管理者の迅速な対応に助けられ、今でも本当に感謝しています。特に、内田さんに相談したときには、すぐにUTに戻れるよう手配していただきました。他の仕事を辞めたとき、次に何をすればいいのか分からず困っていた私にとって、いつでも安心して頼れる場所がUTなんだと実感しました。本当に困ったときには、ぜひ管理者を頼ってみてください。きっと温かく迎えてくれると思います。
管理者からの手紙
UTエイム 長草CF 内田 朋紀さん
山口さんとは3年ほど前から関わりがありますが、本当に何でも相談してくれる方で、入退社時も、職場異動時も、常に私に話をしてくれるのが印象的でした。前職を退職したいと泣きながら電話をくれたときには、すぐにヒアリングを行い、山口さんが望む形で対応するため、すぐに寮を手配し、相談を受けた週のうちに配属できるよう準備を整えました。再びUTに戻ってきてくれたときは本当に嬉しかったですし、UTに対し良いイメージを持ってくれている証拠だと感じています。
山口さんは現在、就業サポートスタッフとして、技術職社員の様子や体調を気にかけながら働いています。困っている人をすぐに察知する力があり、どうして困っているのかを仮説立てて解決に導くのがとても上手です。現場でしっかりサポートできる方だと思いますし、山口さんが前職での経験を経て、管理することの重要性を感じたからこそ、今の仕事に活かせていると感じます。
今後も、自分が受けてきたサポートを、現在の技術職社員にも、引き続き提供していただけたらと思います。また、仲間想いの姿勢を忘れず、しっかり話を聞くことも続けてほしいです。山口さんの着眼点の良さは大きな強みなので、そこをさらに伸ばし、より精度の高い仕事をしてもらえたらと思います。
UTグループでは、再入社の方を歓迎しております。
今回インタビューをした方のように、同じ職場で働くことも、違う職場で働くことも可能です。 現在も、様々な職場が生まれています。
また、一度入社されている方向けの 採用ルートを構築しており、面接など面倒な手間をかけずに入社いただけます。
「もう一度UTで働いてみようかな…」そう思った方は ぜひ、ご応募ください!