再入社にまつわるインタビュー
2025年04月18日

\UTにおかえりなさい/ カムバック社員に聞くQ&A ~UTエージェント 仙台オフィス 長江 伸也さんの事例~

\UTにおかえりなさい/ カムバック社員に聞くQ&A ~UTエージェント 仙台オフィス 長江 伸也さんの事例~

UTグループでは、多くの技術職社員が再入社で働いており、2024年度には1,152名(※)の方々がUTに戻ってきました。
退職した元技術職社員を対象に、2023年7月から再入社を促す「UTフリーパス」のサービスも立ち上がり、再入社することは、キャリアの選択肢の1つとなっています。

再入社した社員たちは何を思い、なぜ再びUTに戻ってきたのか―。
本記事では、再入社を経て戻ってきた社員にお話を聞き、そのきっかけや経緯、心境の変化など、さまざまな事例をQ&A形式でご紹介します。

※2024年度に、UTエイム、UTエージェントに再入社した技術職社員の人数。

 

UTエージェント 仙台オフィス 長江 伸也さんのカムバック事例

2011年7月 タイアップ(クリスタルグループ)に入社後、UTエイムにグループイン、UTコネクトへ転籍

半導体製造業務のほか、勤怠管理などを行うシフトリーダーを担当。
その後、UTコネクト 愛子CLに異動し、電池製造業務を担当。

2023年6月 UTコネクトを退職024年2月

家庭事情などを理由に、より近い職場を求めて転職活動に踏み切る。

2024年7月 UTコネクト(現・UTエージェント)に再入社

愛子CLに再び配属。電池製造業務を担当。


Q.UTへの再入社の経緯を教えてください。

A.正直なところ、当時は通勤時間の長さで、体力的に少しきついと感じることがありました。けれど、それが一番の理由ではなくて、年齢を重ねると、高齢の親の体調も気になってくるので、何かあった時にすぐ駆けつけられる環境にしておきたいという思いがあったんです。いろいろな事情が重なったタイミングで、今後の働き方を考え直すようになりました。

当時私は57歳でしたが、60歳を超えてもできるだけ長く働ける環境を求めて、いったんUTを退職することにしました。職業安定所で求人を探して、いくつかの会社に応募してみたんです。スーパーの生鮮の品出し・加工の仕事や、フォークリフトを扱う仕事も挑戦しようとしました。けれど、経験者でないと採用は厳しかったり、年齢的にも難しかったりして、転職活動はうまくいかなくて。さらに、自分が希望していた「近場」という条件にぴったり合う職場もなかなか見つからなかったんです。

そんな中、スーパーから不採用通知が届いた直後に、以前お世話になったエリアコーディネーターの後藤 貴裕さんから電話をもらったんです。「まだ愛子CLに空きがありますよ。再入社を検討してみませんか?」と。本当にタイミングが良くて驚きましたが、せっかくいただいたお話でしたし、即答で「お願いします!」と伝えました。

Q.再入社後のお仕事内容を教えてください。

A.今は愛子CLでリチウム二次電池の組み立てを担当。いくつかの材料を使って、リチウムを載せる作業や接着のためのシールを貼る工程に取り組んでいます。電池にはプラスとマイナスの極がありますが、それらを1つにまとめる作業もしています。具体的には、プラス側とマイナス側を組み合わせて機械で締め上げ、中に電解液を注入し、最終的に電力を持つ状態に仕上げる工程です。私は機械オペレーターとして、こうした作業をスムーズに進められるよう機械を操作しながら、最終的な検査までを行っています。

この職場では長く勤めていて、最初の頃はいろんな工程を経験しました。だいたい2年ごとに違う作業を任されていましたが、今やっているこの組み立て工程が一番長く続いています。再入社するときも、もともと知っている職場だったので、戻ることに対して特に不安はありませんでした。経験者ということもあり、仕事の流れや現場のルールも理解していたため、周りも助かると歓迎してくれました。それに、職場の仲間も変わらず迎えてくれたのが嬉しかったです。休憩時間をともに過ごしていた同僚や、一緒に野球観戦に行っていたお客様先の社員の方も、戻ってきたことを喜んでくれて。やっぱり、知っている人たちとまた一緒に働けるのは安心感がありますね。

Q. 長江さんにとって、再入社を後押ししてくれた後藤さんはどのような存在ですか?

A.少しおこがましいかもしれませんが、後藤さんはまるで友人のような存在です。仕事のことや困りごとなど、何でも包み隠さず話せる相手で、本当に感謝しています。仕事の相談はもちろんですが、休憩所で顔を合わせることが多かったので、普段からいろんな話をしていたんです。そういう何気ないやり取りがあったからこそ、自然と信頼できる関係が築けたのだと思います。

後藤さんと私はホラー映画が大好きで、休憩時間に「最近観た映画は?」なんて話をよくしています。共通の趣味の話を通じて距離が縮まり、気づけば仕事のことも含めて、何でも話せる関係になっていました。

後藤さんは聞いたことに対して、すぐに明確な答えをくれる信頼の厚い方です。だからこそ、再入社時に後藤さんから声をかけてもらったときも、迷うことなく決断できたんです。今思えば、後藤さんがいたからこそ、再入社に何のためらいもなかったのだと思います。

Q.再入社したからこそ感じたことを教えてください。

A.

私の場合、1年半ほど現場を離れたことで、それまでの職場環境に対する考え方が一度リセットされ、冷静に受け止められるようになりました。愛子CLには、請負時代も含めて18年以上勤めていたので、知らず知らずのうちに、仕事に対して「こうでなければならない」という固定観念ができていたと思います。けれど、いざ再入社してみると、「あれはそこまでこだわる必要がなかったな」と思えることが増えました。また、時間が経ったことだけではなく、趣味の野球観戦を通じて、さまざまな立場の方と話す機会があったことも、客観的な視点を得るためには大切でした。その中で、上手く回っている会社や組織の特長を知ることができ、自分の価値観も自然と変わっていきました。そうした気持ちの変化のおかげで、今の職場でも新しく配属された方に教えるときには、以前よりずっとフォローしやすくなりましたし、心にゆとりが持てたことで、自分自身も以前より精神的にラクに働けています。

再入社して感じたのは、一度離れてみたことで視野が広がるということです。私の場合は後藤さんが再入社の機会をくれたことで、気づきを得ることができました。担当者の方とコミュニケーションを取れば、配属先やキャリアの相談もしやすくなると思います。今後の人生にとって、きっと有益な情報をもらえるはずなので、再入社を迷っている方がいたら、担当者の方とコミュニケーションを取ってみてください。

 

エリアコーディネーターからの手紙
UTエージェント 水戸エリアユニット 水戸エリア ※第31期より異動
後藤 貴裕さん

長江さんとは退職された後も定期的に連絡を取り合っていて、近況を聞きながら、お仕事の情報も共有していました。
最初に長江さんと関わったのは、2017年4月に愛子CLの担当になったとき。当時、長江さんは請負の電池組立工程で働いていて、ベテランとして現場を支えてくれていました。私のほうが長江さんに作業内容や製品知識を教えてもらうことが多く、勉強させてもらっていました。そんな長江さんが退職されたのは、ちょうど請負契約が解約となったタイミング。その後、愛子CLでは派遣契約のみ残っていましたが、また一緒に働けることになって本当に嬉しいと感じています。

長江さんはベテランの頼れる存在で、物腰が非常に柔らかく、仕事も所作も丁寧な方です。一度退職してブランクがあったとはいえ、責任感も経験値も高く、現場をよく知っているので、お客様からの評価も非常に高いです。再入社で戻ってきていただいたことに、心から感謝しています。

長江さんをはじめ、技術職社員の皆さんには、健康で安全に働いていただきたいと思っています。やはり身体が資本ですし、皆さん生活のためにお仕事をされているので、無理のないように続けてほしいですね。長江さんらしさを活かして、これからも活躍されることを期待しています。

退職はそれぞれの事情があり、療養や介護など、ご本人のワークライフバランスの中で選択されることが多いと思います。
けれど、また働きたいと思ったときは、当時の担当者でも、他の事業所でも構いませんので、ぜひ気軽にご連絡をいただけたらと思います。「ちょっと話を聞いてみたい」くらいの気持ちでも大歓迎です。お待ちしています。

 

 

UTグループでは、再入社の方を歓迎しております。
今回インタビューをした方のように、同じ職場で働くことも、違う職場で働くことも可能です。 現在も、様々な職場が生まれています。
また、一度入社されている方向けの 採用ルートを構築しており、面接など面倒な手間をかけずに入社いただけます。

 

「もう一度UTで働いてみようかな…」そう思った方は ぜひ、ご応募ください!

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