\UTにおかえりなさい/ カムバック社員に聞くQ&A ~UTエイム 藤沢CF 山本 優太さんの事例~
UTグループでは、多くの技術職社員が再入社で働いており、2024年度には1,152名(※)の方々がUTに戻ってきました。
退職した元技術職社員を対象に、2023年7月から再入社を促す「UTフリーパス」のサービスも立ち上がり、再入社することは、キャリアの選択肢の1つとなっています。
再入社した社員たちは何を思い、なぜ再びUTに戻ってきたのか―。
本記事では、再入社を経て戻ってきた社員にお話を聞き、そのきっかけや経緯、心境の変化など、さまざまな事例をQ&A形式でご紹介します。
※2024年度に、UTエイム、UTエージェントに再入社した技術職社員の人数。
UTエイム 藤沢CF 山本 優太さんのカムバック事例
◆2023年2月 UTコネクト(現・UTエージェント)に入社
入社後、印刷工場にて製本作業を担当。
◆2023年7月 UTコネクトを退職
勤怠不良により退職。
別の派遣会社に移り、製造工場で勤務後、石川県で接客業に従事。
◆2024年10月 UTエイムに再入社
藤沢CFの塗装課に配属。
Q.UTへの再入社の経緯を教えてください。
A.最初にUTに入社ときは、主に印刷工場で製本の仕事に携わりました。機械に冊子をセットし、のりで表紙を貼り付けてから裁断、梱包までを行う業務です。職場の居心地は良く働きやすかったのですが、仕事終わりに飲むお酒が習慣になってしまい、次第に歯止めが利かなくなって…。無断欠勤を繰り返すようになり、最終的にはその職場で働けなくなって退職しました。
その後も、別の派遣会社を通じて工場で働きましたが、同じように長くは続かず。地元の京都府にいた頃、ネットで知り合った人のすすめで石川県へ移り住み、接客業に挑戦しました。心機一転を図り、思い切って職も住む場所も変えてみたものの、結局お酒が原因でその仕事も失いました。
それまでは職場の寮で生活していたため、辞めた後は土地勘の無い場所で行くあてもなく、2週間ほど公園で寝泊まりをする生活に。生活費も無く、本当に食べるものにも困って途方に暮れていたときに、役所を頼って紹介されたのが、以前もお世話になったUTでした。UTエイムの藤沢CFは寮があり、すぐ働けてきちんと稼げるため、生活の安定が見込めました。これからの生活を立て直すために石川県を離れ、神奈川県で再スタートを切ることにしました。
Q.再入社後のお仕事内容を教えてください。
A.私が配属されたのは、大手自動車メーカーの工場がある藤沢CFです。塗装課の中で塗装用のマスクを着用しながら、機械を使ってキャビン全体を塗装していく業務を担当しています。ただ、ネジ穴の部分に塗料が付いてしまうと、その後の組み立てでネジが付けられなくなってしまうため、事前に手でキャップをはめて保護しながら塗っていきます。塗装に入る前には、車体にキズや汚れがないかもしっかりとチェックしていきます。暑い時期は大変ですが、それ以外の季節は働きやすく、集中して作業ができる環境です。
Q.藤沢CFに配属されてからは、順調に過ごされていますか?
A.正直に言うと、UTに再入社してからも、しばらくはお酒の問題を解決することはできませんでした。けれど、ここ最近は少しずつ状況が変わってきました。飲酒量も減ってきて、仕事も安定して続けられています。はっきりした理由は分かりませんが、おそらく「この職場ならやっていける」と感じられるようになり、心に余裕ができたことが大きいのではと思います。お酒に頼っていた頃は、楽しい気分で飲んでいたつもりでした。しかし今思えば、頑張りたい気持ちと、自分が思う所までできていない現実とのギャップに気持ちの整理がうまくできず、お酒で気を紛らわせていたのだと思います。
今の職場は本当に居心地が良くて、支えてくれる人も多いです。特に、身近に期間社員の男性の方がいて、その人は私より10歳ほど年上ですが、まるで兄のように面倒を見てくれます。最初は自分から話しかけづらかったのですが、実際に話してみるととても親身になってくれる方で、今では一番よく話す存在です。勤務時間のことで会社と行き違いがあったときも、一緒に話をしてくれて、上手く伝えられなかった私の代わりに説明してくれたことがありました。今ではその方をはじめ、周りに支えられながら落ち着いた日々を過ごせているので、再入社して良かったと心から思います。
Q.再入社したからこそ感じたことを教えてください。
A.再入社して一番感じるのは、周りの方々が自分に寄り添ってくれるということです。1度目に入社したときの担当者もそうでしたが、体調や精神面をしっかり気にかけてくれる方でしたし、今お世話になっている藤沢CFの管理者の方々も、同じように私のことを温かく見守ってくれています。それに、困ったときには現場で支えてくれる人もいます。
再入社してからは、生活を安定させることもできました。路上で寝泊まりしていたあの頃の不安な気持ちを思い出すと、今こうして落ち着いて働けていることがどれだけ恵まれていることか、身をもって実感しています。
藤沢CFは勤怠に応じて3ヶ月ごとにボーナスがもらえるのですが、以前は勤怠が安定しなかったことで満額はもらえていませんでした。最近はようやく落ち着いてきて、満額で支給されたときは、生活の足しにもできて助かりましたし、素直に嬉しいと思いました。これからも無理せず、自分らしいペースで働きながら、少しずつ前に進んでいきたいと思います。
エリアコーディネーターからの手紙
UTエイム 中日本第一ビジネスユニット 藤沢CF
吉田 明弘さん
山本さんは、配属前には就業支援センターの受講に参加していただき、最初は少し遠い社宅での生活からスタートしました。入社直後から生活面でいくつかサポートをさせていただき、そのたびにお話を伺ったり、様子を見に行ったりと、密に関わらせていただきました。山本さんは入社前、京都府にいらっしゃったため、私との関わりは再入社してからになりますが、当社に戻ってきてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
最初のころは休みがちになることもありましたが、山本さんはどこか憎めない人柄で、素直で人懐っこい一面が印象的です。研修の際の山本さんの態度が、本心と異なるように感じましたが、話を重ねるうちにそれが寂しさや不安からくるものだったと気づきました。指摘をしたその後からは本音を話してくれるようになり、今では仕事に対する意識や、一緒に働く現場の上司や同僚への思いやりも感じられます。
山本さんが言っていた、「藤沢CFでなら頑張れる」という言葉が心に響きました。山本さんは、管理者メンバー全員と良い関係を築きながら、少しずつ着実に前に進んで時には作業現場において、指導を受けることもあるようですが、います。その度にきちんと自分の中で咀嚼し、次につなげようとする姿も見てとれるようになってきました。
製造の仕事は、慣れるまでが一番大変です。ただ、効率良く生産していくためにマニュアル化された作業を重ねるうちに、体が自然と覚えていくものです。昨日までは「作業についていけなくて無理かも」とご自身で思っていたスタッフの方が、3ヶ月後には頼れる存在になっていることも珍しくありません。山本さんもまさにその成長段階にいると思います。これから、現場で信頼される存在へと成長していく姿を楽しみにしていますし、私たち藤沢CFのメンバー全員で、これからもその歩みを支えていけたらいいなと思います。
当社は、「はたらく力で、イキイキをつくる。」というミッションを掲げていますが、私たち藤沢CFのメンバーは、「あなたが主人公」を合言葉に、全員がはたらく人に対し、そのような価値を提供したいと本気で考えています。あなたに合う仕事が見つかるまで、全国にいるUT社員一人ひとりがご案内しサポートしていきます。少しでも「これなら頑張れそう」と感じられるものがあれば、ぜひ話しやすい管理者に声をかけてみてください。あなたにぴったりの場所が、きっと見つかるはずです。

UTグループでは、再入社の方を歓迎しております。
今回インタビューをした方のように、同じ職場で働くことも、違う職場で働くことも可能です。 現在も、様々な職場が生まれています。
また、一度入社されている方向けの 採用ルートを構築しており、面接など面倒な手間をかけずに入社いただけます。
「もう一度UTで働いてみようかな…」そう思った方は ぜひ、ご応募ください!
