2025年09月12日

半導体エンジニアとしてはたらくリアル ~北海道で国家プロジェクトに関わる2名の技術職社員に直撃取材~Vol.2

半導体エンジニアとしてはたらくリアル ~北海道で国家プロジェクトに関わる2名の技術職社員に直撃取材~Vol.2

次世代半導体の国産化を目指す半導体企業が北海道・千歳市に新工場を建設し、2027年4月からの量産開始を目指して今年4月から試作ラインが稼働中。UTエイムでは、2024年12月に千歳キャリアセンターを設立しました。

今回、半導体エンジニアとして働くの2名にインタビューを実施。「なぜ千歳キャリアセンターへ異動を決意したのか」「どのような働き方が実現できているのか」「私生活はどのような変化があったのか」。国家プロジェクトに関わる半導体エンジニアの”リアル”を、2名の技術職社員に語っていただきました。

 

前回のお話はこちら ↓ ↓
https://lp.jobpal.jp/freepath/handotai01/

 

Aさん
2018年にUTエイムに入社。北海道・苫小牧で自動車製造工場に配属されるも、機械保全に興味を持ち、2023年に大和CFへ異動。フィールドエンジニアとして半導体装置の立ち上げ業務に従事。2024年に千歳キャリアセンターへ異動。

Bさん
2009年日本エイム(現・UTエイム)に入社。松島FC(現・大和CF)に配属され、半導体装置製造メーカーのエッチング※1 製造部に所属。約17年、フィールドエンジニアとして半導体製造装置の立ち上げ業務に従事。装置の組み付けと稼働させるためのソフトウェア調整も担当。2024年に千歳キャリアセンターへ異動。

※1…エッチングとは、半導体の製造過程で、化学物質や工液を用いて半導体の素材である
ウエハーの表面に加工を施す手法。

 

2.異動後に見えた会社の器の広さ

Q. 現在はどのようなお仕事を担当されていますか??

Aさん:最近、新しい仕事を任されることが増えてきました。非常に重要な仕事を任されるようになり、チームのメンバーと一緒にやり遂げられたときは成長を実感できましたし、一緒に試行錯誤できるメンバーがいる心強さも改めて感じましたね。 ​

 

Bさん:現在、チームとしては、半導体製造装置メーカーごとに担当を設けています。装置の搬入・立ち上げを担当するのですが、搬入に関しては、水や電力の供給、装置を動かすための補器など、工場側の設備も整えなければなりません。例えば、装置を稼働させるために工場の電圧が足りない場合、電圧を増やす補器が必要になります。稼働させるためには、電圧以外の補器も必要になるので、多いときで10社以上の業者との調整業務が発生します。 非常にハードなスケジュールのなかで調整が求められるため、コントロールするむずかしさもありますが、調整にあたり、コミュニケーション力は向上したと感じています。

 

Q. お仕事でやりがいを感じられるのはどんな瞬間ですか?

Bさん:それぞれの工程で装置搬入のスケジュールが組まれていますが、スケジュールを管理する立場として、複雑な調整業務をスムーズに納期通りに進行できたときは、とても達成感があります。 また、今取り組んでいるのは、業務の型化です。例えば、故障したパーツがあった時の修理方法。保管場所、修理依頼の流れ、予算計上のための台帳の記録方法など、0ベースで決めないといけません。多くの方を巻き込んで、業務の型を整えていくことというのは、新工場立ち上げに関われたからこそだと思います。異動前の私は、担当する装置にまつわる知識や技術を高めることがやりがいでした。現在は「チームとして、会社として、どうすると円滑に仕事が回るのか」ということを考えながら調整し、型をつくります。関わる方も増えましたし、仕事のスケールも大きくなった感覚があるので、予定通りに仕事が進んだ時の喜びもひとしおですね。

 

Aさん:私は、豊富な知識・経験がある状態で異動していないので、正直わからないことばかりでした。でも、一つずつ新しく覚えて理解できたときにとても達成感を感じますし、成長を実感します。 例えば「現説」。現場説明のことで、装置のケーブルがどこからどうつながっているのか設計図を基に、自分が理解して、業者へ補器の施工方法等を説明しないといけないんです。そのなかで、装置の一部がポンプとどうつながっているのかを社員の方に教わり、理解できたときは、点と点がつながった感覚になりました。

 

3.「選択肢が広がり、生活が豊かに」ライフスタイルの変化

Q.異動されて、待遇はどう変化されましたか?

Aさん:異動して、給与は2倍以上にアップしました。​以前は家賃全額と、車がないと生活が不便だったため、車の維持費も負担していて。家賃が安い家に引っ越ししたり、車を売ったり、生活費を切り詰める必要がありましたが、今は生活にゆとりが生まれました。​仕事も楽しく、給与もアップして、倍うれしい状態です。​

 

Bさん:私も、以前と比べて手取りが2倍以上に増えました。​新しい挑戦をしたいという思いで異動して仕事のモチベーションも高まっていることに加え、​手取りが増えたことで、生活にハリと余裕を感じられるようになりました。

 

Q.暮らしの変化はありましたか?

Aさん:高級なマットレスやベッドを買いました。前に住んでいた部屋では布団だったので、ふかふかのベッドがあるだけでテンションが上がりますね。洗濯機や掃除機なども奮発して買って。自分がリラックスできる環境を整えられているので、とても幸せです。 ​

 

Bさん:最近、車の買い替えを考えているんです。​以前よりも手取りが増えたことで、選べる車の幅が広がりました。​収入に応じた車のランクがあると思いますが、今では憧れていた車にも手が届きそうで、カタログを眺めるだけでもワクワクしています。

 

いかがでしたでしょうか。
UTグループでは、年間10%ほどの技術職社員の方が再入社で働いており、2024年度は1152名の方が再入社されました。
UTグループでは再入社を歓迎しております。

 

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